水素ガス吸入に最適な水素ガス量とは? – 水素ガス吸入器を選ぶ際の2つの落とし穴 –

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車を選ぶ際には燃費、パソコンを選ぶ際にはメモリの容量、カメラを選ぶ際には画素数など。どの製品の方が優れているとか、ここまでの性能はいらないから安い方が良いといった具合に、どんなものでも比較検討できるのが当たり前です。

それは、燃費や画素数といった共通の基準(比較検討材料となる基準)があるからで、水素ガス吸入器にも「水素ガス発生量」という基準があります。

例えば、車を選ぶ際に、ある車では公道における燃費が記載してあって、ある車ではショッピングモールの駐車場における燃費が記載してあった場合、果たして正しく比較することはできるでしょうか?
もし、パソコンを選ぶ際に、あるパソコンは200MB、あるパソコンでは200MiBとあった場合、すぐにはどちらが性能が良いパソコンかを判断することはできません。

残念ながら、水素ガス吸入器ではこのようなことが行われていて、各社自分たちの製品がより優れているように錯覚させるために、都合の良い単位や前提条件によって表記しているのが実情です。

そこで、今回は、水素ガス吸入器の“数字のトリック”についてご説明していきます。



水素ガス吸入に最適な水素ガス発生量とは?

水素ガス吸入器の数字のトリックを知ることで、製品ごとの比較はできますが、そもそもの話で、「基準」となる数字を知らなければ、比較検討すら行うことができません。

では、水素ガス吸入において、基準となる水素ガス発生量とはどれぐらいなのか?

救急医療分野における基準

まず1つ目の基準となる数字は、厚生労働省より先進医療Bとして認可された慶応義塾大学病院の臨床試験で用いられた数字です。

呼気量(空気を吸う量)に対して1.3%または2.0%

平時の場合における一般成人の1回の呼気量が500mlで、1分間の呼吸回数が20回になりますので、1分間での呼気量は10,000mlです。これに対する1.3%の水素ガス量は130mlになります。2%の場合ですと200mlになります。

この数字を水素ガス吸入における基準とすれば、水素ガス吸入に最適な水素ガス発生量は1分間で130ml~200mlになります。

胃腸の産生量における基準

水素は体内において、神経伝達や免疫、活性酸素への耐性といった重要な役割をしているため、胃腸で作られています。
もう1つの基準となる数字は、この胃腸での産生量です。

1日に胃腸で作られる水素ガス量は、健常者の場合で1,000ml。病気や加齢、胃腸環境の変化によって300ml程度まで減ってしまう。

1,000mlから300mlまで減ってしまうため、700mlを補えば良いという考え方ができます。

そのため、この数字を水素ガス吸入における基準とすれば、水素ガス吸入に最適な水素ガス発生量は1日で700mlになります。



救急医療分野においては体内での活性酸素発生量が平常時の8倍以上になります。それは、急激な運動をした時や過度なストレスを受けた時の状態と似ています。
そのため、2つの異なる基準を挙げましたが、運動後や過度なストレス、勉強や仕事などで相当頭を使った時には、1分間で130ml~200mlを基準とし、それらのない平常時には1日で700mlの方を基準とすることができます。



落とし穴その1 「単位」のトリック

みなさんに質問です。
10,000ppmと20,000ppmでは、どちらが多く水素ガスを吸入できるでしょうか?
これは、ppmの意味が分からなくても、単純に比較できるので、20,000ppmの方が多く水素ガスを吸入できるということはすぐに分かりますね。

では、100ml中にカルシウムが10mg入っている牛乳60mlと、20mgのカルシウムが入っている牛乳10mlを飲んだ場合、どちらの方がカルシウムを多く摂れるでしょうか?

これは少々複雑です。前者の牛乳は100ml中に10mgなので、60ml飲んだ場合には6mgのカルシウムしか摂れません。
後者の牛乳は、20mgのカルシウムが入っていますので、10mlと少ない量であっても20mgのカルシウムが摂れます。
したがって、答えは、後者の方がカルシウムを多く摂れることになります。

しかし、こういった計算ができるのも「共通の単位」を使っている場合に限られます。
では、20,000ppmの水素ガス吸入器と26ml/分の水素ガス吸入器とでは、どちらが多く水素ガスを吸入することができるでしょうか?

数字だけを単純に比較すると、20,000ppmの方が多い気がします。
しかし、単位が違うため、実際には単位を揃えて比較しなければなりません。

水素ガス吸入器では、このように単位を変えることで、数字を大きく見せるというトリックが使われています。

ppmとは、水素ガス吸入器の場合、「水素ガス濃度」を表しており、1㎥という空間中に何mlの水素ガスが含まれているかを意味します。
一方、水素ガス吸入器におけるmlは、「水素ガス発生量」を表しているため、この数字を見るだけで、どれぐらいの水素ガスを吸入できるかを知ることができます。

ppmは牛乳の場合の前者であり、mlは後者ということになりますので、実際にppmの場合には、どれぐらいの水素ガスを吸入できるかを計算しなければなりません。

水素ガス吸入器では、空間に放出された水素ガスを吸入するわけではありません。カニューラというチューブから鼻で水素ガスを吸入しますので、そのチューブの先端は、あっても0.5㎤程度なものです。
そのため、次のような計算式で算出することができます。

0.5cm×0.5cm×0.5cm÷1,000,000(㎥を㎤へ変換)×20,000ppm

すると答えは、0.0025mlになります。

水素ガス発生量が0.0025mlと26mlの水素ガス吸入器では、圧倒的に26mlの方が水素ガスを吸入できるというのは明白です。

さすがに、「水素ガス発生量0.0025ml」では消費者に「それって吸入しても意味あるの?」と思われてしまいますので、「水素ガス濃度20,000ppm」と書いた方が性能が良いように見せられますからね。

もう1つ重要なことは、何分間でその水素ガス発生量を吸入できるかという点です。

「20,000ppm/分」と書いてあれば1分間で0.0025mlの水素ガスを吸入できると分かりますが、単位のトリックを使ったうえ、この時間の記載もない水素ガス吸入器が多いので、注意しなければいけませんね。



落とし穴その2 「前提条件」のトリック

多くの水素ガス吸入器のカタログや販売ページには、次のようなことが書かれています。

厚生労働省より先進医療Bとして認可されている水素ガス吸入で使われている水素ガス濃度は2%。当社の水素ガス吸入器の水素ガス濃度も2%です。

一見すると「医療で使われているものと同等の性能なんだ。」と思ってしまいます。
しかし、察しの良い方はもうお分かりだとおもいます。

いったい何に対しての2%なのか。

その通りです。
同じ2%という数字だからといって、同等というわけではありません。それぞれ、何に対する2%なのかということを考えなければいけません。

厚生労働省より先進医療Bとして認可された水素ガス吸入で使用されている2%というのは、前述のとおり、「呼気量」に対する2%で、その水素ガス発生量を計算すると200ml/分になります。

対して、水素ガス吸入器の2%とはなんでしょう。
%は割合(濃度)を表す単位で、100分の1の割合です。ppmは同じく割合(濃度)を表す単位で、1,000,000分の1の割合です。
つまり、20,000ppm=2%と表記することができます。

そのため、水素ガス吸入器において水素ガス濃度2%というのは、単に20,000ppmの単位を変えただけにすぎず、1㎥という空間に対して2%ということになり、水素ガス発生量は前述のとおり0.0025mlになります。

同じ2%という数字でも、“何に対する”2%なのかによって答えは全く違うものになります。
200ml/分と0.0025mlの水素ガス吸入器では性能は雲泥の差ですからね。

まとめ

  • 運動後や相当頭を使った後、過度なストレスを受けた時、病気の時には、水素ガス吸入に最適な水素ガス量は130ml/分~200ml/分。
  • 平常時における水素ガス吸入に最適な水素ガス量は1日で700ml。
  • 厚生労働省より先進医療Bとして認可されている水素ガス濃度は、呼気量に対する濃度であって、その水素ガス量は130ml/分~200ml/分。
  • mlは水素ガス発生量を表す単位で、%とppmは水素ガス濃度(割合)を表す単位。
  • 20,000ppmは、1㎥に対する水素ガスの濃度で、水素ガス量に換算すると0.0025ml程度。
  • 水素ガス吸入器における2%は、20,000ppmのppmを%に換算しただけ。



アルミパウチの水素水や水素水生成器は、性能表示に記載されている溶存水素濃度と実際の水素濃度が違う商品が多すぎるとして、多くの会社が消費者庁より改善命令を受けました。

水素ガス吸入器では、水素水生成器のように嘘は書かれていないのかもしれませんが、2つの数字のトリックによって、消費者の誤認を誘っているのは事実です。
水素ガス吸入器に限った話ではありませんが、買う側がしっかりと知識を身に付けておかないといけない、ということですね。

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今後、水素ガス吸入器を検討する際には、数字のトリックに惑わされないで、1分間あたりの水素ガス発生量を確認して、比較検討すれば間違った買い物をすることはなくなりますね。